Bookness and Thereness 本と出版と情報とその周辺のニュースまとめ

毎日の出版業界・図書館・情報学関連のニュースをまとめたブログです。扱う領域は書店・出版社・図書館・取次・本(電子書籍も)とその周辺について。

2019/09/09 「お客さまの期待に実直に応え続ける」図書館流通センター社長 細川博史氏インタビュー

【TRC】「お客さまの期待に実直に応え続ける」図書館流通センター社長 細川博史氏インタビュー

hon-hikidashi.jp

―― 細川社長と佐藤副社長の役割分担は具体的にはどのように。
これまで弊社で行ってきた業務の柱をそれぞれ見直し、ブラッシュアップしていくことが私の役割とすれば、図書館総合研究所の社長でもある佐藤(副社長)は、より大きな視野で、これまでTRCが積み重ねてきた図書館業界での取り組みを、新しい事業や異業種への仕組みに転用できないか、そのようなことを考えています。

弊社の仕事の柱が、「図書物流・マーク」と「図書館運営受託」の2本とすると、「図書物流・マーク」は出版業界全体がダウントレンドにある中、もはや図書館のことだけを考えていてはいけない状況だと認識しています。ただ、すぐに何かができるほどの力が弊社にあるわけではありませんので、そこはもう少し考えていきたい。ただ、今言えることとして、毎週「週刊新刊全点案内」を社内で作成・送付し、それを元に図書館が発注して、5日で出荷して届けるという、今の図書物流の仕組みを磨く必要があると考えています。私どもは年間1,000万冊の図書を図書館に納品しており、紹介した本がどれくらい注文されたかなどを図書館専用インターネットサービス「TOOLi」で表示するなど、図書館での選書をよりスムーズに行うためのサポート機能を付加することはできるはずです。

実は、これまでに3度ほど、その装備作業を機械化しようとチャレンジしましたが、全てうまくいきませんでした。しかし、AI(人工知能)の進化には期待するべきだと思っています。これまでの反省とAIによる自動認識技術でどこまで自動化できるか、これから検証してみたい。装備の作業において悩ましいのは、図書館の装備仕様が統一されておらず、さまざまなローカルルールがあることです。これをいくつかのパターンに統一化できれば、作業効率はかなりアップします。

―― 二本柱の事業の将来性について教えてください。
現在の図書販売の売上高は約150億円です。図書館市場は約270億円と言われていますが、図書館予算は増えていませんので、これからも大きな期待はできない。ただ、先ほど申し上げたように図書を届ける仕組みをもっと磨くことで、売上高のシェアを上げることは可能ではないかと思っています。図書館の運営受託については、自治体が民間にアウトソーシングしていく流れはまだ続きます。その要望に応えていきたい。

―― TRCの売上高の内訳で図書館の運営受託の収入はどのくらいの割合ですか。
50%弱です。これからはもっと高まっていくでしょう。現在の売上高は約460億円ですが、そのうち図書の販売(150億円)では配送費・装備代などもかかるため、あまり利益が出ていないというのが実情です。

―― 活字文化議員連盟公共図書館プロジェクトが公共図書館についての答申を出しました。「図書マーク選択の多様性確保」や「図書納入の地域書店の優先」などを提言していました。事実上、TRCマークの寡占状態を批判し、図書の納入についても手を引けと言っているように受け止められます。彼らの提言に対して、お考えを聞かせてください。
(略)昨年度より全国書店再生支援財団に年間上限1億円を寄付し、出版界への提言を委任しています。現在はPOSレジの普及など、より具体的に進展しているようですが、出版業界全体に活気をもたらすような施策を進め、これ以上書店数を減少させない取組みが緊急に必要だと考えています。

 

【閉店】TSUTAYA安東店kaiten-heiten.com

 

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【佐久間裕美子氏】本の話 2

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いつの間にか、気がつけば一般的な商業出版の世界にも、独立した編集者によって、一人、または少人数によって運営される出版社が登場している。出版業界は長いこと、古い慣習によって運営されてきたため、新規参入が難しく、そのため新興系のビジネスも生まれにくいと言われてきた。大手の取次を通さなければ、本を卸したり仕入れたりすることが難しいと思われてきたのだ。ところがこれが今、確実に変わりつつある。大手出版社、取次、書店というこれまでの枠組みの外に、小規模・個人の版元、版元と書店の直取引、中小の取次業者や代行業者などが登場して、流通の多様性が生まれているからだ。

作り手・売り手にとってこれからの課題は、オーディエンスとどうつながっていくか、ということなのだと思う。私にとっては、書店でのイベントや初めて参加した読書会、ZINEのイベントなど、旅の過程で出会う、本を手に取ってくれる人と顔を合わせ、会話することのできる場所が、そこを補強してくれている。

過去記事参照:

newsphere.jp

 

【竹書房・竹村氏】品切れ重版未定とは品切れじゃないんだよ

note.mu

この「品切れ」は「出版社の倉庫からなくなった」の意味なんです。でもこの本の場合、全国におそらく500〜1000冊程度が「販売中」です。だから、この品切れというのは「書店さん」に対して言ってるんですね。すいませんもう注文をもらっても出せる在庫がなくなりました、あとは皆さんがまだ持っているぶんをどうぞ売り切ってください…そんな感じの状態です。本当は品切れ重版未定なんてめちゃくちゃ業界用語なわけです。それが読者さんたちに対して言葉として届いちゃったことが不幸な感じはします。

 

残るは4誌…ビジネス・金融・マネー系雑誌部数動向(2019年4-6月) - ガベージニュースwww.garbagenews.net

 

デジタル教科書使用は特別扱い? 読み書き障害に有効も学校難色 : 京都新聞www.kyoto-np.co.jp

京都市教育委員会もデジタル教科書の活用を進めているが、通級教室が中心で、授業で使う例はまだ少ないという。総合育成支援課は「特別扱いではないことをクラスメートや保護者にどう説明するかで、教員がちゅうちょする場合も少なくない」と指摘する。

過去記事参照:

www.mext.go.jp