Bookness and Thereness 本と出版と情報とその周辺のニュースまとめ

毎日の出版業界・図書館・情報学関連のニュースをまとめたブログです。扱う領域は書店・出版社・図書館・取次・本(電子書籍も)とその周辺について。

2019/10/19 フタバ図書が割と危ういこと

 フタバ図書は昨年社長が急逝して実弟が後を継いだ、その際に諸々あって結果として「40年間粉飾決算を続けていた」という、過去に聞いたことのないレベルでえげつない事態が発覚しておりまして、今回のこの流れも、結局社内で何とかしようとしてでも如何ともできずに粉飾を認めたということのようであり、正直立ち直れるのかどうかもまったく未知数です。
広島駅の大規模な再開発も決定し、広島駅からマツダスタジアム行く時だいたい前を通ることになるあのフタバ図書も経営云々以前に物理的に風前の灯状態。
こんな粉飾の話は前代未聞ですし、企業としての規模もこれまで以上に大きく、正直なところ今後の想像のしようもありませんが、割と大きめの総合書店を全国に出していますので、ものすごく嫌な感じは致します。
過去記事参照:
フタバ図書決算短信有価証券報告書などを公開していないため、実際の財務状況が不明(そもそも粉飾ですが)ということを前提にした話ではありますが、今後の展開として、文教堂のように事業再生ADRを申請することもあり得ます。しかしながら、文教堂よりも負債額が大きいこと、また40年にも渡る粉飾決算という行為が極めて悪質であることから、仮に申請したとしても成立するかは非常に不透明であると思われます。

過去の同様の事例として、化学メーカーの林原が事業再生ADRを申請しましたが、結局成立せず、会社更生法が適用されたことがありました。理由の一つとして、長年不正経理を行なっていたことが挙げられています(下記参照)。
粉飾決算会社法違反であり、場合によっては詐欺罪、特別背任罪にも問われます。仮に事業再生ADRを申請するにせよ、フタバ図書の責任者、取引関係者、監査法人など含めて、経緯と責任についての説明が併せて必要です。
 
(関連記事)
林原、更生法申請に切り替え 私的整理を断念
https://www.nikkei.com/article/DGXNASDD020DC_S1A200C1000000/
バイオ企業の林原(岡山市)は2日、私的整理の一種である事業再生ADR(裁判外紛争解決)による再建を断念し、東京地裁会社更生法の適用を申請し、受理されたと発表した。負債総額は1318億円。私的整理の成立には全債権者の同意が必要だが、取引金融機関の調整がつかなかった。法的整理に切り替え、経営再建を目指す。(略)
同日会見した林原前社長は「金融機関の間で債権の保全状況に差があり、事前の調整が不調だった」と説明した。林原が求めていた債務株式化などの金融支援では経営再建できるか疑問視する声も出ていた。また過去に売り上げの水増しなどの不適切な会計処理をしていたことから、法的整理が望ましいとの意見も強まっていた。林原側は「不正経理」を認めており、近く実態を解明するための調査委員会を設置する。
林原、不正経理を27年継続 融資1千億円引き出す
http://kabumatome.doorblog.jp/archives/65541661.html
 
 

文教堂グループHD、運営改善により赤字幅が微減 営業損失約5億円 2019年8月期決算 | オタク産業通信otakuindustry.bizwww.bunkanews.jp

過去記事参照:

過去記事参照(2019年02月時):

odamitsuo.hatenablog.comfacta.co.jp

書店経営の基本的な部分は思いつきで、地域担当者も置かなかった時期もあり、社長と少数の取り巻きからなる川崎市の本部が、全国140店を直接支配する体制で、「典型的なブラック企業」だった。そのとばっちりを食らったのが16年に筆頭株主となった日販で、社長は経営改善案にまったく聞く耳を持たず、同じく大株主のDNPみずほ銀行などの金融機関も匙を投げた状態だった。債務超過にもかかわらず、社長の座に固執し、周囲の説得により、ようやく株主総会の前日に降りたという。

 

今までの番線は継続使用で、11月以降に新規契約の書店から「楽」の文字を使用するそうです。「阪」と併用するんですね。

 関連記事:

bookness.hatenablog.com

 

富山県教科用図書販売株式会社 第70期決算公告 | 官報決算データベースcatr.jp

純利益 484万5000円 (▲23.56%) 利益剰余金 1億5489万5000円 (+2.14%) 総資産 2億6344万2000円

 

八木書店 軽井沢でアウトレット本専門店開店へ - 文化通信社文化通信社www.bunkanews.jp

八木書店は11月1日、長野県の軽井沢駅前のアウトレットモール「プリンスショッピングプラザ」に、アウトレット本(バーゲンブック)の専門書店「PAGES(ペイジズ)」を開設する。アウトレット本に特化した専門店は国内で初の出店とみられる。ペイジズは店舗面積40坪で、すべての書籍を表紙が見える形で面陳列する。

過去記事参照:

 

本屋さんもラグビーで盛り上がっています! ブックファースト新宿店でラグビーフェア開催中 | ラグビーリパブリックrugby-rp.com

ブックエース、J2水戸をTカードで応援 売上1%を寄付 :日本経済新聞www.nikkei.com

過去記事参照:

www.nikkei.com 

Amazonが偽造品対策のプログラム開始 楽天やヤフー、メルカリの取り組みは? (1/3) - ITmedia ビジネスオンラインwww.itmedia.co.jp

Amazonの発表では、国内での開始時点で世界中の約6000ブランドがサービスに登録。偽造品と思われる商品は9000万点以上あったが、ユーザーが閲覧する前に削除できたという。Project Zeroでは、企業側から提供された商標情報をAmazon機械学習アルゴリズムに組み込み、世界中で毎日50億件以上更新されているという商品情報をチェックしていく。

 

セブン8店、11月から24時間営業取りやめへ | 中国新聞this.kiji.isdigital.asahi.com

深夜や未明に店を閉めても、欠かせない商品がこの時間帯に届けば、受け取るための人が店内に控える必要がある。閉店中は無人にしようと、この店主が配送の見直しを求めたところ、本部側は柔軟な姿勢を示しているという。ただ、売り上げの減少につながる可能性のある時短営業を、本部が積極的に広げたいのかは不透明だ。セブンが10日に発表した店主への支援策では、本部が受け取る加盟店料を引き下げるが、24時間営業を続ける店に手厚い内容だ。これを踏まえ、「24時間営業をやめさせたくないのだろう」とみる店主もいる。セブンが今夏実施した店主アンケートでは、回答した店の約15%にあたる約2千店が時短営業を希望すると回答した。

 

セブンイレブン/「立地別レイアウト」導入、酒類・チルド飲料を拡縮 | 流通ニュースwww.ryutsuu.biz

 

物流最前線 MUJIN 物流倉庫自動化への挑戦 | LNEWSlnews.jp

過去記事参照:abematimes.comnewswitch.jp

 

www.itmedia.co.jp

まずは10月から、特有の専門用語が多い金融業界を対象に販売しており、将来的に他の業界に広げる方針。2018年12月からみずほ銀行で実証実験を行い、一定の成果を得たため商品化に至ったとしている。凸版印刷の広報担当者は「金融商品の広告では『必ずもうかる』といった断定的な表現が禁じられている。当社のAIはこうした表現も検知できるため、正しい表記につなげてもらえれば」と話している。価格は初期費用が500万円、月額料金が50万円。20年度までに20社に導入し、22年度までに関連受注を含めて累計100億円の売上を目指す。

 

「NPO法人 本の学校 出版産業シンポジウム 2019 in 東京 ~神保町で 本の"いま"を 語ろう~」10月27日東京で開催(松井祐輔/辻山良雄/田口幹人/加藤貞顕/柿内芳文/野末俊比古/木下通子/福田孝子/小野寺優/古幡瑞穂ほか) | HON.jp News Bloghon.jpwww.honnogakko.or.jp

 

「週刊実話酒場」に潜入! 出版社の居酒屋出店はトレンドになる? | デイリー新潮www.dailyshincho.jp

出版業界では週刊実話だけでなく、「週刊プレイボーイ」(集英社)が、2017年から2年間限定で東京・新宿区歌舞伎町に「週プレ酒場」をオープンしている。集英社の社員の説明では、「週プレ酒場は週刊プレイボーイ創刊50周年を記念して編集部がプロデュースし、『串カツ田中』などを手掛けるファイブグループに運営を委託しました。5月に閉店し、同じ場所に漫画『北斗の拳』などとコラボした料理を出す『おとなのジャンプ酒場』を出店しています」週刊実話に続き、ライバル誌の「週刊アサヒ芸能」や「週刊大衆」も居酒屋出店を検討しているという。

関連記事(枻出版社):

 

『菊池寛賞』に浅田次郎、NHK『おかあさんといっしょ』ら決定 | ORICON NEWSwww.oricon.co.jp

 

河出書房新社 『完全版ピーナッツ全集 スヌーピー1950~2000』が好調 全巻予約2500超 - 文化通信社文化通信社www.bunkanews.jp

10月から刊行が始まる『完全版ピーナッツ全集 スヌーピー1950~2000』(河出書房新社)の全巻予約が好調で、2500セットを超えた(10月18日時点)。全巻予約7万円(税抜)にもかかわらず、大半の注文者は個人で書店から申し込まれている。同社は英語教材としても最適と考え、教育機関向からの注文も伸ばしていく考えだ。

予約数に合わせて生産している非売品のため、全巻予約の特典でしか入手できない。全巻予約の締切日は20年3月末日。同社によるとパンフレットの請求や問い合せも数多く寄せられ、全巻予約が1日100件の勢いで伸びることもあったという。

 

池田書店 類書少なく4カ月で6刷、「腸」に特化した健康書 - 文化通信社文化通信社www.bunkanews.jp

池田書店が6月上旬に刊行した江田証『新しい腸の教科書 健康なカラダは、すべて腸から始まる』は、現在6刷4万3000部と堅調に推移している。三省堂書店神保町本店では、発売から数カ月を経た10月上旬でも、同店の一等地にあたる1階レジ前の注力書籍を展開する平台で多面置きするなど、ポテンシャルの高い商材として展開中だ。

 

 

ノーベル文学賞オルガさん「書籍は人をつなぐ重要なツール」~フランクフルト書籍見本市から(シュピッツナーゲル典子) - 個人 - Yahoo!ニュースnews.yahoo.co.jp

スティーブン・キングが自宅を資料館として開放、執筆の場として作家を招待へ | HON.jp News Bloghon.jp

 

メディアドゥHD、電子書籍市場の好調で営業利益9億円 2020年2月期第2四半期決算 | オタク産業通信otakuindustry.biz

2020年2月期第2四半期決算を10月15日(火)に発表した。当期連結累計経営成績は、売上高は318億8100万円(前年同期比37.3%増)、営業利益は9億2800万円(同73.0%増)、経常利益は8億5100万円(同59.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億8400万円だった。

 

AR(拡張実現)技術を用いた図書館ナビゲーションシステムの実証実験を開始|パーソルプロセス&テクノロジー株式会社のプレスリリースprtimes.jp

本システムは、スマートフォンタブレットのカメラをかざすと現実空間上に矢印が表示され、この矢印を元に利用者を目的の書架まで誘導します。また、GPS衛星の信号を受信することができず、難しかった屋内でのナビゲーションが、AR(拡張実現)技術を活用することで可能となります。そのため、モバイル端末のカメラをかざすだけの簡単な操作で、ご高齢の方からお子様までどなたでも図書館内の書架到着時間の短縮が実現します。

 

熊本市立図書館、2019年11月1日から電子書籍の貸出と行政資料の保管・提供を行う電子図書館サービスを開始 | カレントアウェアネス・ポータルcurrent.ndl.go.jp